HSCちゃんだから引っ込み思案、とは一概に言えないものの(どんどん飛び込んでいくHSS型のHSCもいますので)、人見知りだったり慎重だったりして、親としては歯がゆくなることはあると思います。
励ますべきなのか、プレッシャーをかけてはいけないのか?
とご相談を受けました。
母は、不安になりやすい子の安全基地です
場合によりますが、基本的には「母は励まさないくらいでちょうどいい」と思います。
母というのは子どもにとっての安全基地。
いろんなことに不安を感じやすいHSCにとっては、最後の砦のような存在です。
外では頑張っている、父の前ですら頑張ってみる。
だから母だけは「頑張らなくても大丈夫だよ」という気持ちでいてあげるぐらいで、ちょうどいいことが多いです。
先生たちから保護者へ「もう少し頑張れると思う。お母さんから励ましてほしい」と言われることもあると思います。
でも、それは学校側の都合です。クラスを取り仕切る先生には、子どもの内面まで見えていないこともあります。
家庭という安全基地では、母がドーンと構えてあげるくらいでちょうどいいと思います。
大人HSPの不安が子どもHSCに伝わると、うまく行かないです
とはいえ、「あの時子どもは頑張りたがっていたと後から気づいた。怖がっているのは私だった」
という気づきを得る方も居たりします。
お母さんがHSPだと、子どもの不安がよくわかるのでそうなりやすいかもしれませんね。
(HSPは人の不安を察知しやすいが、本人より2割増しぐらいで感じてしまうという研究もあるそうです)
自分の子ども時代の痛みがよみがえって「私のような思いをしてほしくない」など不安と焦りが重なってくることも。
そんな時には「無理しないでいいよ」「やってごらんよ」とどちらの言葉をかけたとしても、あまりうまくは行かないかも。子どもにはただ、大人の不安な気持ちが伝わります。
やってもいいし、やらなくてもいい。やりたいなら応援するし、もちろん相談にも乗る。
そのくらいの気持ちで、安全基地のままで励ませるとよいですね。
なかなかそうは思えない、ということなら、子どもを励ます前にまず自分をサポート!
癒しやセルフケアで自分の不安と向き合ってみると、楽になってきます。
引っ込み思案でもチャレンジが苦手な今でも、それでOK。安全に過ごすことができる。
そういう【安全】感覚が入ってくるのが大切です。安全感覚については以前にも書きました。
HSPさん、HSCちゃんにとって、何より必要な感覚です。フラワーエッセンスセラピーでは【第1チャクラの安定】として取り組んでいます。
親の私たちが安全感覚を感じられると、子ども達にも自然と落ち着きが出てきますよ!