アロマセラピーと聞いて、どんな使い方を想像しますか?
セラピーとして連想するのは、マッサージに使うことでしょうか。
心地よい香りでリラックスすること、
皮膚から有効成分が浸透すること、
そして手技により身体をほぐすこと。
その3つの相乗効果で癒されるというセラピーが思いうかぶかもしれません。気持ちいいですよね。
でも占星術アロマテラピーは、ちょっと違ったタイプのセラピーです。
マッサージなど身体への施術で有効成分を活用することはしません。
生まれつきの資質や今の課題に合わせてにブレンドされた芳香成分が、嗅覚を通して電気的に大脳を刺激するというサトルアロマテラピーの効果を狙います。
するとリラックス効果だけでなく、より深い心理的・精神的な働きが期待できる。
そういった心理セラピーのような効果を引き出すための、カウンセリングセッションです。
どんな風にアロマブレンドを選ぶの?
占星術アロマテラピーのセッションでは、話をしながら心身のバランスを整えるためのアロマブレンドを選んでいきます。
この時役に立つのが占星術。各惑星や星座に合わせた24本のブレンド精油を使って、一歩進んだ精油の力を引き出します。
星の力に合わせて作られた精油ブレンドは、ラベンダー(リラックス)・オレンジ(リフレッシュ)などの単体イメージと比べて、より複雑な心に沿うイメージに作られています。
あなたが今感じている課題には、生まれつきのどんな資質が関わっているのか?
どういう植物の力が、その資質を整えて引き出してくれるのか?
一人ひとりに必要な香りを丁寧に選んでいくのが、占星術アロマテラピーセッションです。
なぜ占星術とアロマセラピーを組み合わせるの?
占星術とは、生まれた瞬間の星空の配置を元に人間の資質や運勢を占う方法ですよね。
そして占星術と植物の関係は昔から研究され、薬草を使うハーブ医療として活用されてきました。近年はサトル・アロマテラピーと言う方法も広まり、各植物の心理的・精神的・スピリチュアル的効果も研究されるようになっています。
占星術アロマテラピーでは、こういった知恵を組み合わせています。
具体的には、太陽・月などの10の星と牡羊座・牡牛座などの12星座にそれぞれ対応する精油ブレンドを作成。ホロスコープ上でわかる自分の内なる星や星座の力を効果的に整えていくことができるようになったのです。
占星術の世界でも、「運命として星を読むだけでなく、ツールとして内なる星を使おう!」という動きが大きくなってきています。星を使うツールとして、アロマテラピーはとても相性がいいのです。
星座や惑星の精油ブレンドの選び方は?
セッションでは、今抱えている悩みや望みを切り口にお話を伺いながら、占星術的な資質の中でうまく使えていない部分がどこにあるのかを考えます。
例えば、自分を表現しにくくなっているならコミュニケーションの水星・あなたの水星星座の2つの候補がまず上がるかも。そして水星を阻害しているのが土星かなと星の配置から予測できれば、両親との関係をうかがいつつ土星の緊張を緩める木星の香りを検討してみるでしょう。
そんな風に星の力を引き出し、星座に合わせて整える方向を目指します。
そして候補の香りを実際に嗅いでいただくアロマリーディングを通して、『今自分が求めている力は?』と最終的に絞っていきます。
セルフケアで行うなら?
もしもセッションではなく自分で作ってみる場合、まずは太陽星座と月星座を組み合わせてみるのがいいと思います。
- 自分の内面・女性性・感情を表す月星座
- 自分の外面・男性性・意志を表す太陽星座
自分の中にある二面性のバランスをうまく引き出すことが、自分らしさの第一歩になるはずです。
でももしそれが「あまり好きな香りじゃないな」という気がしたなら、それはそれで今の自分には必要ないということ。今はまだ、持って生まれた自分らしさを受け入れられていないのかもしれません。
そんなときにはまず好きな香り・気になる香りから選ぶ、と言う方法もありです。
例えば「金星」の香りを選んだとしたら、わくわく楽しいことをしたい時期なのでしょう。植物の香りの力を借りて少しずつ自分を整えていけば、やがて自分の星座の香りも「好きだな」と思える時が来るかも。
好きな香りはどんどん変わっていくのは自然なことです。その時々に「何か気になるな」と思える組み合わせも出てくるのです。植物や自分の潜在意識からのメッセージだと思って使ってみると面白いですよ。