HSPに何より大事な安心安全感。その「安全」感覚とは?

HSPさんには安心安全感覚が大事ですよ――――とよくお伝えしています。

フラワーエッセンスセッションをするときに何より大事にしているのはこと「何を話しても安全だ」と感じてもらえる場を作ることでもあります。
安全だと感じて警戒を緩めることで、意味のある対話が始まるし、セラピー的な変化も始まるし、身体の感覚も安定していくし、もうとにかくここから始まるんです。

でも、その「安心安全感」ってどういうことなんでしょう。
何事も深く処理するHSPだと、安心と安全の違いなども気になるかもしれません。

定義は色々とあるのでしょうが、私はチャクラを整えていく順番としてまず「安全」そして「安心」と別で考えています。

なのでここでは、チャクラ的に見た「HSPに必要な安全感覚」をお話してみます。

安全感覚とは、まず第一チャクラの身体的安定

安全感覚=第1チャクラとしてお話します。

第1チャクラは、身体の軸の一番下の部分、会陰周辺のポイント。
座ったときに座面や床に触れるエリアですね。

この位置がしっかりと支えられていたら、安全。
床がぐらついていたら不安定であるというのは、わかりやすいはずです。

しっかりと安定して座っている。もしくは立っても、地に足がついている。

これがいちばん身体的な安全感覚です。

乳幼児が抱っこされるときに、お尻を支えられてポンポンされて、すっかり脱力して眠ってしまうようなそんな安全な一体感を感じるチャクラです。

精神的に見る安全感覚は「帰属感からくる一体感」

精神的な面から見ても、一体感というのが大事な安全感覚。

帰属意識的な一体感。同じ場にいる人と感じる一体感。
家族や親族、所属コミュニティ(教室や職場なども)、何らかの理由で集まった集団。
それらの集団の中にメンバーとして溶け込んでいて、集団として守られているような一体感です。

例えば不登校の子どもたちは、特に初期、この安全感覚がかなり失われてしまいます。所属しているはずだった集団になじめず、居場所を失った不安な感じ。外側に現れてなかったとしても、内側ではかなりの喪失感と不安感を抱えていることが多いです。


もしくは親の離婚を経験した子どもたちも、家庭という基本的な集団の形が変わっていくことに不安を感じます。この影響は、大人になっても残っていて「この集団はいつか失われるのでは」という奥にある不安がぬぐえなくなってしまう場合もあります。(もちろん上手に経験を統合している子どもたちもたくさんいます。みんなが不安なままでいるわけではなく、個人差があります。)

そのように大きなショック経験ではなくとも、HSPさんは敏感さゆえに周りに溶け込めない、馴染めない、自分が異質であると多かれ少なかれ感じてしまいがちです。

まずはこの安全感覚をしっかりと回復することが大事なんです。

第1チャクラってとても大事な場所なのです。
身体にとっても心にとっても、基礎や土台になる部分。

第一チャクラの安全感覚を回復するには?

学校や家族や職場やコミュニティになじもうと努力する、という方向で解決しようとして、返って孤独感や疎外感を募らせてしまうこともあります。外側に合わせようとしてうまく行かないのなら、まずは自分の内側から「安全感覚」を作っていく方が早道。自分に合わせて周りの状況は変わっていきます。

身体側から第1チャクラ・会陰周辺を整えていくアプローチもありますし、心側から言葉で安全感覚を呼び覚ます方法もあります。そしてフラワーエッセンスにも第1チャクラを整えるエッセンスはいくつかあって、傷ついた安全感覚を癒し、整え、強化する働きがあります。

サポートの仕方は色々あるので、「どこにも属していないような不安」「地に足のつかないような不安」「何を言ってもしても安全だと感じられない」など思い当たることがないか、振り返ってみてくださいね。

外側に向けていろいろと頑張る前に、まず自分自身の心と身体の安全感覚です。

セッションやチャクラケア講座で、「安全感覚」を整えていくサポートも行っています。ご活用くださいね。

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