フラワーエッセンスについて「聞いたことある」という声がずいぶん増えたなぁ、と最近感じます。
アロマセラピーほどの知名度はさすがになくとも、ハーブとかと似たようなものかな、自然で身体によさそうだよね、とかイメージを持っているかもしれません。
当たっています!ただし、もう少し深く心に働きかけるタイプのハーブ(薬用植物)と考えてほしいです。
中には『フラワーエッセンスを試したことがあるよ』と言う人もいるし、すごく助けられたという人もいるでしょう。
でもセルフケアで試してみたけれどあまりピンとこなかった。正直効いたかどうかわからなかったという声も。
うーん、それはとてももったいない。
フラワーエッセンスは手軽にセルフケアとして選べるものではあるのですが、心という繊細なものを扱うのでそれなりに丁寧に選ぶ必要があります。
カウンセリングセッションでは、対話と占星術を通して、今の気持ちを掘り下げて理解することに時間をかけていきます。
じゃあセッション受けなくちゃいけないの?と聞かれると、それはそれで答えに困ります。
それだと門戸が狭まってしまう。
広く使われてほしい(とフラワーエッセンス創始者バッチ博士も思っていたはず)。
でも、できるだけ効果を感じる形で使ってほしい。
セラピストとしてもそんな風に悩むところです。
セルフケアとセッションがどう違うかを知ってもらって、セルフケアをする場合もセルフ・カウンセリングができたらいいんじゃないかなぁと思います。
例えば「やりたいことがあるが自信がない」というお悩みの場合で、自分で選ぶ時とセラピストと対話するときの違いがどうなるか、ちょっと見ていきましょう。
バッチフラワーエッセンスを自分で選ぶとしたら
セッションで使うのはニュージーランドのエッセンスですが、手軽にセルフケアをするとしたら日本でも市販されているバッチフラワーエッセンスがオススメです(Amazonなどでも買えるようになってきました)。
バッチフラワーエッセンスは心の在り方を基準に38種に分かれています。「やりたいことがあるが自信がない」と悩みがある程度はっきりしているなら、キーワードなどを参照してパッと選ぶことができるでしょう。
「自信」をテーマに目につくエッセンスなら、
- ラーチ(自分自身に自信がない)
- ゲンチアナ(つまづくとすぐに自信を無くしてしまう)
のどちらかを選びそうですね。
どっちかなぁ、自分に自信がないようにも思えるし、でもちょっとやりたいことについて夫に話したら「難しいんじゃない?」って言われたからあれが躓きだろうか。
と考えると決めきれません。
もう少しちゃんと考えてみようかな。人に言われてへこんじゃうんだから……
- セラトー(人の意見ばかり聞いて自分で決められない)
- セントーリー(人の言葉に左右されてしまう
いやでも、人に左右されるのはそもそも自信がないからだから。
自信がない理由と言ったら……
- ホーンビーム(自分の方向性が定まらない)
- ミムラス(『失敗』が怖い)
このへんがいい気もするな。
うーん、7種までは入れられるっていうからこの6種類全部入れてみよう。
自分で選んだ組み合わせ、その後はどうなる?
どうでしょう? 悩みの焦点が定まらないまま、いろいろ選んだだけのような感じがしますね。
実際、これでも効果を感じる可能性は十分にあります!
この中のどれかが自分にあっていたということもあるし、
そもそも花のエネルギーには人を引き上げる力があるので、害はないです。
が、ちょっと焦点が定まっていなくてピンとこない可能性があるのです。
1-2週間くらい摂ってみて、特に変わった感じしないなぁ。やっぱり自信はないし。
そして
そもそもどうしてこれ選んだんだっけ。
そもそもどれを入れたんだっけ。
記録がなかったりするとだんだん忘れてしまいます。
それでも1本飲み切ると、なんとなくスッキリしたかなぁ!と感じますが、じゃぁ次は何を取ればいいかな?と考えると、今一つ指標がない。
自信はついてきた気がするから、次は行動力のなさにアプローチしようかな。
- ホーンビーム(先延ばしにしてしまう)
- ワイルドローズ(無気力、成長を留めてしまう)
この辺で行ってみよう。
と、まったく違う種類を試してみることになるかもしれません。
しつこいようですが、これもOK!
これで効果を感じることも十分にあります。
が、以前使っていた6種の中の何が良かったかなどわからないままなので、2本目の効果を感じなかったときにどうしていいかよくわからなくなってしまう。
そしてなんとなく
フラワーエッセンスってピンと来ない。使いにくい。難しいかも……
そんな感想を持ってしまうのが残念な形のセルフケアです。
カウンセリングと占星術でフラワーエッセンスを選ぶなら?
セッションを受けてフラワーエッセンスを選んでもらう場合、もう少し効果的で深いエッセンス選びができるようになります。
やりたいことがあるけれど自信がない。
この場合はテーマがはっきりしているので、もう少し話してもらいながら「自信がないってどういう意味で使っているのか」を確認していきます。例えば……
うまく行かなったらどうしようかなって思うと一歩踏み出せないんですよね……
うまく行かなかった場合、何が起こりそうですか?
夢ばかり見てバカみたいだって思われちゃうかなって。
思われちゃいそうなんですね。それは、誰に?
うーん、夫とか知り合いとか。他にも周りの人にいろいろと、かな。誰ってわけでもないんだけど。
『夢ばかり見てバカみたい』って人に思われた経験が前にもいつかありました?
いえ、実際言われたわけじゃないんですけど。あぁ、そういえば昔、子どもの頃のことなんだけど……
といった風に、過去の経験に話がつながっていくと「自信のなさ」につながる心の傷や思い込みが出てきたりします。
また、もしこの方の月星座が射手座だとわかっていれば、前に出てきた6種のうちでもゲンチアナやホーンビームが近いかもしれないという予測もつきます。
子どものときの傷ついた感情が呼応するのが月、そして射手座に関わるエッセンスに「自信」に関するものもあるからです。
こうやってカウンセリングと占星術を組み合わせることで、比較的短時間でぴったり合ったエッセンスに辿りつくことができます。
(私の場合はバッチでなくNZのシリーズを使うので、エッセンスの質的にも手ごたえを感じやすいとも思います)。
セッションを受けたら、その後どうなる?
お渡しするトリートメントボトルは3-4週間分なので、毎日4回以上使っていくこと、何か変化があったらフラワーエッセンスのせいかどうかに関わらず心にメモっておくことをお願いしています。
そして2回目のセッションでは、1か月で起きた出来事や変化と今現在の心境などをもう一度カウンセリングしていきます。
話してみることで改めて変化を感じたり気持ちや思考が整理されたり、悩みを超えて次はこうしたいという希望が出てきたり、逆にしつこい悩みが浮かび上がってきたり。
2回目のセッションで話題になることは人それぞれです。
良い感じがしていたら一緒に喜びつつ、次のステップとしてどのエッセンスを継続し、どれを切り替えていくかを相談していきます。
この時、タイプ・レメディやパワー・フラワーと呼ばれる個人の資質を表すエッセンスは継続になることが多いです。一時的なネガティブな傾向を消すというより、備わった自分らしさを短所から長所に反転させる方向に使っていく感覚です。
バッチフラワーよりも種類と段階が多いNZフラワーエッセンスを使う場合には、もう少し深くアプローチするシリーズに徐々に切り替えていくということもできます。
セルフケアとカウンセリングセッション、どちらにするか?
こんな風に、カウンセリングで選ぶことによるメリットは大きいのです。
- 悩みの本質や背景を掘り下げていける
- より幅広いエッセンスが使える(NZの84種のエッセンスを使います)
- 変化に合わせてアプローチを変えていける
いろいろなエッセンスをそろえることを考えると意外と時間もお金もかかるので、興味を感じたら一度思い切ってセッションを受けるのをオススメしたいのが本音です。
が、自分で選びたいタイプの人がいることも事実!
そして『自分で自分を助ける』セルフヘルプの感覚を持っていることは
とても優れた資質だとも思うのです。
(私も自己分析が好きですから、自画自賛的な傾向!)
まずはセルフケアでやってみると決めた時には、上記のように具体的に聞いたり昔のことを聞いたりというセルフ・カウンセリング形式でやってみることがオススメです。
まとめ
- 手軽なセルフケアとして使えるのはフラワーエッセンスの魅力
- ただしセルフケアで焦点が定まらずうまく選べないのはもったいない
- カウンセリングセッションでは、悩みについて質問して深めていくことでより本質に合ったエッセンスを選ぶ
- セルフケアでも、セルフ・カウンセリングをしてエッセンスを選びましょう!
フラワーエッセンスに惹かれるということは、すでに花のエネルギーに共鳴しているということ。
植物の力とご縁があった人たちには、セルフケアでもセッションでもどちらでも、心が軽くなる経験を確実にしていただけたら嬉しいです。
お手伝いが必要な時は、ぜひカウンセリング・セッションを活用してくださいね。